新型コロナウイルスの感染拡大以降、人々が対面でコミュニケーションする機会が減り、人間関係への不安や、孤独・孤立への不安が若い人を中心に広がっていることが問題になりました。
若者の孤独が深刻化した背景には、家庭以外に逃げ場がないという問題もあります。
そうならないために、学校や地域のコミュニティなど、家庭で疎外感を抱いたときに逃げられる“別の居場所”をつくっておくのが重要です。
SNSで孤独は解決できない
そうはいっても、いきなり「居場所を作れ!」「新しい友達を探せ!」と、行動を執らせるのは、大きなストレスを生みます。
『若者にはSNSがある』という人もいます。
しかし、SNSが普及した今も社会的なつながりの不足が叫ばれていることを見ると、コミュニケーションの量より、リアルでの質に着目すべきなのは言うまでもないでしょう。
リアルのコミュニケーションと質を追求すれば、孤独は解消できます。
しかし、大きなストレスを生むのは御免です。よって、ひとりでできる孤独の解消法は「新しい趣味」を作ることです。
外国語の勉強で孤独は解決できる
新しい趣味は、プログラミングに興味があるなら勉強を始めてみるとか、料理が好きなら毎日新作にチャレンジする、といったイメージです。
その中でもオススメは外国語の勉強です。コロナ禍からの復興で、空港の水際対策が緩和されつつあります。
外国から日本への旅行者が増えるとともに、日本へ興味を持つ外国人も再び、増えつつあります。特に今年は中東のカタールでワールドカップが開催されます。
外国語を勉強して外国の人々と仲良くなり、新たな友達と自信ができる絶好の機会です。今から勉強を始めれば、最高です。
国立大学が作った無料で外国語の勉強できるサイト
外国語の勉強法は多くのYouTuberが、親切で丁寧に無料で教えています。
しかし、体系的にきっちりと学びたいなら、第1歩目の教材として、東京外国語大学が制作した「東京外国語大学言語モジュール」が便利です。
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/
このサイトで英語、ドイツ語、中国語など27の言語の基礎を学ぶことができます。
ちょっとした時間と練習で、外国語がペラペラになって、しかも孤独感が消えていく。
まさに一石二鳥の趣味ですね。
長引くコロナ禍において、「若者の孤独」問題が深刻さを増している。その実態と、孤独に陥る根本的な要因を、特定非営利活動法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星氏に聞いた。