不眠はレタスで改善できる

季節の変わり目は不眠になりやすい

冬から春または秋から冬になる季節の変わり目は、朝と晩の気温の差がとりわけ大きいため、目に見えない身体の変化が起こりやすい。

良く有るパターンは、夏(もしくは冬)に溜め込んだものが、日中の大きな気温差によって代謝が激しくなり、肝臓の動きが盛んになります。

肝臓に負担がかかると、余分な熱が発生し気や血の巡りが悪くなって、イライラしたり怒りっぽくなったりするとされています。

この結果、眠れない、寝付きが悪いなど、不眠の症状が出やすくなるのです。

レタスが不眠を改善できる理由

不眠の症状を和らげる食材のひとつが「レタス」です。水分が約96%と非常に多いため、全体としての栄養価はそれほど高くありません。

しかし、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄などの栄養素を幅広く含んでいます。部位や品種によって含まれる量に違いがみられます。

玉レタスの栄養価は、緑色の外葉の方が高く、リーフレタスやサニーレタスでは、玉レタスに比べてビタミンCは約4倍、βカロテンについては約10倍も多く含まれています。

レタスの切り口から染み出る白い乳液には、古くから不眠の効果があることが記されています。

20世紀に入ると分析技術が格段と進歩しレタス乳液の成分が詳細に解析され、いろいろとわかってきました。

乳液には「ラクチュコピクリン」という苦味成分が含まれています。この苦みによる薬効成分はセスキテルペンラクトン類(炭素数15個の炭化水素、分子内エステル構造をもつ)です。

これはラクチュシン(lactucin)、デオキシラクチュシン(deoxylactucin)とラクチュコピクリン(lactucopicrin)の3つが中心物質です。

特にラクチュコピクリンが苦味の成分であると同時に、古くから知られていたレタスの鎮静作用、つまりは不眠を改善するための主成分であることが明らかにされました。

 イギリスの絵本「ピーターラビット」に、「レタスを食べ過ぎると催眠薬のように効く…」(「フロプシーのこどもたち」より)とあります。

絵本の中のウサギたちは、レタスのせいで眠り込んでしまったといいます。

「玉レタスを4分の1程度食べると眠くなる」という俗説もあり、韓国では仕事前のドライバーが食べてはいけない食べ物としても知られています。

最も効果のあるレタスのいただき方

上述の韓国の言い伝えのとおり、玉レタスを4分の1程度食べることが、最も効果のある食べ方です。

しかし、レタスは体を冷やす効果のある食材でもあるため、冷え性の人が大量に摂ると、冷えが悪化する可能性があるので、注意しましょう。

冷え性の方には、特に芯を含めて牛乳に入れて加熱したものを飲むと、レタスの冷やす性質が緩和され、不眠の改善にもなります。

不眠で悩んでいる方は是非、実践してみましょう。



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