「マインドフルワイン」がアメリカで人気である。

「マインドフルネス」という言葉がよく聞かれるようになってきたこの頃。マインドフルネスを教える人も増えてきました。

キアラ・シャノンは、ブドウ畑でのヨガとワインによるマインドフルネスを含む運動の先駆者のひとりです。

大学卒業後、日中と夜間はソムリエとワイン販売のエキスパートとしてのキャリアを追求し、オフタイムにのみヨガ、瞑想、マインドフルネスを実践していました。

「サンフランシスコでワイン販売の仕事をしていたとき、ブラインドテイスティングをしていました」とシャノンは話す。

「初めての経験だったが、マインドフルネスのテクニックを使って心を落ち着かせて感覚を研ぎ澄まし、ワインを正確に見分けてブラインドテイスティングを行うことができました」

この経験がマインドフルネスとワイン、そしてヨガを組み合わせて事業化することを思いつき、2016年に「Mindful Wine(マインドフルワイン)」を立ち上げました。

新型コロナウイルス感染症の流行の間はオンライン化を余儀なくされたものの、マイドフルワインは業績絶好調です。

マインドフルネスをワインのテイスティングに活用

マインドフルワインは、ヨガの動きをしながらワインを飲む、という訳ではありません。

ワインを飲むのはヨガの後です。ヨガのクラスは、ブドウ園やワイナリーの現場で、歓迎の挨拶から始まります。

参加者はヨガが単なる運動ではなく、神経系を落ち着かせ、五感を活性化し、今この瞬間の気づきを養うための古くからあるテクニックであることを学びます。

クラスが終了した後、このヨガのマインドフルネスをワインのテイスティングに活用するのです。

ワインテイスティングではブドウ畑で3種類のテイスティングを行い、その後、ワイナリーのテイスティングルームでさらに10種類のテイスティングを行います。結構多いです。

全てのワインを視覚、嗅覚、味覚だけでなく、地球上のブドウ畑の場所とそれが体験にもたらすものを感じ取るよう、訪問者にマインドフルネスを通じて促しています。

その結果、ワイナリーにとっては、訪問者に新しい独特な体験を提供でき、ワインの売り上げも伸びているというメリットがあります。

ワインで人生をもっと楽しむことができる

目を閉じてワインをマインドフルネスに味わうと、ワインの香りや味、舌触りなど、ワインに対してより深く感謝できるようになります。

新型コロナのパンデミック以来、健康であること、健康に気を配ることは非常に重要な要素です。

ヨガやマインドフルネスは癒しに役立ち、ワインを加えることでさらにリラックスできます。その結果、もっと人生を楽しむことができるようになるとのこと。

ワイン好きのみなさん、ぜひマインドフルワインを取り入れてみてください。



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