働く米国人の93%が「副業」で稼ぐ。

世界はインフレ真っ只中。日本にもインフレの波が押し寄せています。「できる限り食費を抑えている」などの声もあり、家計に負担がのしかかります。

差し迫った景気後退により、余分な現金を稼ぐために何ができるか考えている人も多いのではないでしょうか。

一方、2022年は、米国人にとって財政的に予測不可能な年になりつつあります。そんな米国ですが、いまZ世代を中心にサイドハッスルがブームとなっています。

サイドハッスルとは、「本業以外にも楽しんで稼ぐこと」を指します。従来の「サイドビジネス」とは印象が異なります。そんなサイドハッスルに関する面白いデータがあります。

それは、現在パートタイムまたはフルタイムで働いているアメリカ人のなんと93%が副業をしていることがわかりました。

サイドハッスルの稼ぎ方は多種多様

2022年5月に1,000 人以上のアメリカ人を対象とした新しい調査によると、そのうち 38% が1つの副業、38% が2つの副業、20% が3つ以上の副業をしています。

副業の種類を尋ねたところ、圧倒的な95% が、副収入を得るためにオンライン調査を行っていると答えています。

18%がeBay、Craigslist、Facebook Marketplaceなどのサイトで商品を販売しています。

13% がフリーランスの仕事をしており、9%がDepop のようなサイトで古着を販売しています。

● アラシュ・ラヒジャニさんは、ゲームのキャラクターのバックストーリーを執筆してオンラインで月に10,000ドル稼ぎます。

● ジェイ・ロバーツさんは、季節的な副業でホリデーシーズンに、自分の顔を露出することなく暖炉のYOUTUBUで月25万ドル稼ぎます。

● ドモニーク・ブラウンさんは、ファンキーでカラフルなデザインを作成し、見事な絵画に変えたりしています。年間267,000ドルを稼ぎます。

副業による平均月収は 483 ドル

副業による平均月収は 483 ドル (年間ほぼ 6,000 ドル) です。これは男性と女性で異なり、男性は毎月平均 596 ドル、女性は毎月 378 ドルを稼いでいます。

副業は単なる副収入源以上のものかもしれません。90% が副業を楽しんでいると答えています。49% が副業で十分な収入があればフルタイムの仕事を辞めるだろうと答えています。

実際、41% がフルタイムの仕事よりも副業を好みます。働くアメリカ人は、週に平均 13 時間を副業に費やしています。これは、平均時給 37 ドルです。

35% が 3 年以上副業をしています。20% が 2 年間副業をしており、16% が 1 年以上副業をしています。26% は1年未満の副業をしています。

また、アメリカ人の約半数 (51%) は、インフレのために副業を増やすことを検討していると述べています。

97% は将来も副業を続けると答えており、93% は副業をする価値があると言っています。

アメリカ人が本業に加えて副業をすることのメリットを認識しており、ほとんどの人がそれを心から楽しんでいることがあきらかになりました。

本業に加えて副業をする上では、心身に負担がかかることに注意する必要があります。

ですが、うまく両立し、副業でスキルアップや知識をつけておくことで、より良いシニアライフに備えることができるのではないでしょうか。



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