AIがコミックを描く時代がきた。

ここ数年でAIに関する話題が多く、あらゆる分野で活躍するAI。

いま活用の機会が増えている画像生成AIに注目が上がっていることは多くの人が知っていることでしょう。画像生成AIの進歩は、指数関数的に進歩しています。

最近では、AIが「アニメ雑誌の表紙」を生成しています。それを見た人達から「100点の使い方」「ナイスアイディア」等の声があふれています。

そんな画像生成AIですが、コミックを描き作品をリリースしました。

このコミックの制作チームは、物語のヒロインをAIアート生成ツール「Midjourney」を利用して「ヒッチコック ブロンド」というフレーズを使用しました。

三部作のビジュアルは、驚くべきものです。

また、非常に具体的なストーリーとスタイルを念頭に置いて、経験豊富なデジタルアーティストの手から直接生まれたかのように、驚くほど正確です。

キャンプファイヤーのサイト3作すべてが今すぐダウンロードできます。そしてソフトカバーとハードカバーの印刷された作品も用意さています。

画像生成AIは非常に急速に進歩している

「コミック業界とエンターテインメント全般の両方でストーリーテリング プロセスを根本的に変える、まったく新しい視覚化ツールの台頭が見られます」

3 部作のライターであり、没入型のファンを生み出した、Campfire のクリエイティブ・ディレクターであるコールソンは言います。

「新年までには、訓練された人でさえ、他の世代の AI 世代を認識できなくなるでしょう」とコールソンはいいます。「AI 画像生成は非常に急速に進歩している」と彼は付け加えています。

5歳の頃からコミックを熱心に読んでいる コールソンは、AIアートによって引き起こされる複雑な問題について熟考している 1人です。

しかし、「Midjourney」のようなツールが、彼が長い間愛してきたコミックアーティストに取って代わるとは考えていません。

「あの天才たちはドラマチックな構成とダイナミックな物語に目を向けていますが、機械学習がそれに匹敵するとは思えません」と彼は Summer Island のあとがきに書いています。

「しかし、私のような非アーティスト向けの視覚化ツールとしては、非常に楽しいものです。」と言います。

彼は 「Midjourney」を作品の真の協力者と見なしており、著者のクレジットさえ与えています。

コミックアーティストが物語を構想し、それを説明するアートを作成する場合、AI 支援画像はストーリーをより積極的に操縦したり、方向を変えたりする可能性があります。

そして、クリエイティブ ワークフロー全体を劇的に再定義するのです。

AIとの協同作業は即興ジャズ

コールソンは、この人間と機械のデュエットを即興ジャズになぞらえています。

「人間のアーティストに『スプラッシュ ページを 100 ページ描いて、一番気に入ったページを選ぶ』ように頼むことは決してありません。

しかし、Midjourney は喜んで 24 時間年中無休でそれらを吐き出します」とコールソンは言います。

「次に、画像を確認した後、途中のギャップを埋めながら、ほぼコラージュのようにストーリーを組み立て始めます。」

ここでは AI アートが主役ですが、人間が決定的な役割を果たします。

彼らはテキストプロンプトを試し、複数の 「Midjourney」の提供物から最終的な画像を慎重に選択し、あちこちで Photoshop を微調整しました。

しかし、ほとんどは機械で作成された作品を維持しています。

進化し続ける画像生成AIですが、使い方次第で人間の創造力を拡張する作品につながる時代が来たのかもしれません。



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